遊休農地は格安で売り出される場合があります。

 

しかし農業を営んでない人がこの遊休農地を所有権移転はできません。
市町村の農業委員会の許可及び地目変更が必要になり所定の手続後所有権移転となります。。
つまり所有権移転手続が煩雑になります。

 

弊社の投資家会員様よりマイホームを建てたいので土地を探して欲しいとの依頼を受けました。(ハウスメーカーで建てたいので建築条件なし)

たまたま
大阪市近郊で土地面積200坪、坪単価10万円という格安の土地の情報が入って来ました。
理由は農地だったのです。

なるほどこういう訳なんですね。
広大な土地の進入口はこの階段一つです。
しかも土地の地目が田(農地)です。

つまり所有権を移転するためには農地を農地以外に変更しなければなりません。

 

買主様はこの土地にとても気に入ってます。

 

通常は
農地を地目変更する場合は一時的に区画割して駐車場(あくまでも外見上ですが)にするのが一般的です。
整地をしてロープで区画割をするだけなので手間とコストが少ない。
農地 →  雑種地 → 所有権移転
こんな感じです。

しかしこの土地には車は乗入れできません。
資材置き場として申請しようとすると200坪の土地ですから膨大な資材がを置かなくてはならないので現実的ではありません。

 

法務局に相談しました。
農地 → 宅地 → 所有権移転
農地から宅地にする場合
水道、ガスを当該土地内に引き込む、尚且つ建物を建築して基礎ができた段階で地目変更できる。(見解は管轄の法務局により異なります)
つまり買主様は土地の所有権を取得する前に建物を着工しなくてはなりません。

 

土地家屋調査士に相談
水道、ガスを当該土地内に引き込む
これだけで行けますとの事。

 

所有権移転前に買主様負担にて先にライフラインの引き込み工事費をやりました。
引き込み工事  約150万円 買主負担
その後
無事所有権移転完了。

200坪農地→200坪宅地に
このまま転売してもかなりの利益が出ると思われます。

 

しかし買主様はハウスメーカーで建築、現在は広い庭を満喫されています。

 

このような物件は不動産ポータブルサイトにもまれに紛れ込んでいます。
建物をリノベーションするということはよく見かけますが今回このケースは遊休農地を宅地のというリノベーションてはないでしょうか?

 

※こちらは市街化区域内の農地のお話です。
 市街化調整区域の場合はさらに手続が煩雑になります。